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SEIKO プロスペックス ダイバースキューバ 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン「Save the Ocean」モデル

2023/06/09

SEIKO ダイバーズウォッチへの布石

SEIKO プロスペックス ダイバースキューバ 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン

1965年にセイコーは日本国内初のダイバーズウォッチである Ref:6217-8001 62MAS-10(通称:62MAS ファーストダイバー)を発表し、自動巻きの150m防水腕時計として、1966年から4度にわたる南極観測越冬隊員の装備品として使用され、冒険家により北極やエベレストなどの地球上の過酷な環境下で使用されたことでその信頼性を証明することとなる。

3年後の1968年には、10振動 300m防水のメカニカルダイバーズが発表され、名称通り、振動数と精度を高めた自動巻ムーブメントに手巻機能を加えた国産初の“10振動”モデルとなり、1970年には、日本山岳会の“植村直己”“松浦輝夫”がエベレスト登頂時に同モデルを使用したことでも有名である。

1970年“植村直己”“松浦輝夫”の両名がエベレスト登頂を果たした同年には“プロスペックス ダイバースキューバ 1970 メカニカルダイバーズ”Ref.6105 が発表され、今回紹介する現代デザインへと繋がっていくこととなり“植村直己”エベレストに続き、1974年~76年にかけて実施した北極圏 12,000km の犬ぞり旅にも使用され、さらなる過酷な環境においても信頼性が実証された。

“セイコー プロスペックス”には、いくつか愛称(ニックネーム)がついたモデルが存在し、Ref.6105 はそのケースが亀の甲羅のような形状から“セイコータートル”や、1978年に映画『地獄の黙示録』でマーティン・シーン(チャーリー・シーンの父)が演じる“ウィラード大尉”役を演じる腕には Ref.6105 が装着されたことから“キャプテン・ウィラード”とも呼ばれている。
映画の中で“ベトナム軍事支援司令部”(MACV-SOG:Military Assistance Command, Vietnam – Studies and Observations Group)という米軍特殊部隊員に使用されていることは、セイコーダイバーズウォッチの信頼性や堅牢性が認められたといえるだろう。

SEIKO プロスペックス ダイバースキューバ 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン

それ以外のダイバーズモデルにも“ツナ缶”“サムライ”“スモウ”などの愛称も存在し、愛称で認識・呼称されるということは、セイコーのダイバーズウォッチが一目置かれ親しまれるモデルであるからだろう。

モデル名称でもある「Save the Ocean」への取り組み

SEIKO はダイバーズウォッチの開発と発展に向け、世界規模の海洋にて様々な取り組みを実施している。

「Save the Ocean」として SEIKO はPADI Aware Foundation(世界的な海洋保護実現のために各地域での活動する非営利的団体)が取り組む「Dive Against Debris」(世界中のダイバーが海底のゴミを取り除く活動)の支援や、日本国内でも「国立極地研究所」(南極・北極に関する研究をする日本唯一の機関)に対して、1966年よりダイバーズウオッチをはじめとした様々な商品を、南極地域観測隊に寄贈した実績があり、直近では 2021年、第63次南極地域観測隊への商品寄贈と研究所への支援を実施している。

また、水中考古学研究の一環として、2015~2019年に地中海東方のエーゲ海に浮かぶギリシャの「フルニ島」周辺の調査で、水深45mほどに西暦4世紀頃の沈没船58隻が発見され、地中海の海洋交易システムを解き明かし、貴重な水中文化遺産を守る活動支援もおこなっている。

SEIKO プロスペックス ダイバースキューバ 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン

SEIKO プロスペックス ダイバースキューバ 1970 SBDC169

本モデル SBDC169 以外にも、SBDC165 SBDC167 が先行して発売されているが、1965年、1968年、1970年に発表された「初期モデル」は北極や南極、エベレストなどの極地で使用され、その実績を証明したわけだが、現代解釈されたデザインで特徴的なのは、当時の冒険家たちが体験、目撃したであろう壮大な氷河や雪、氷の濃淡が文字盤上で表現されていることが特徴といえる。

SEIKO プロスペックス ダイバースキューバ 1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン

SEIKOの上位ブランドである「グランドセイコー」では“雪白”“早朝の雲海”“白樺”など日本の自然をダイヤルで表現したモデルを数多く発表しているが、本モデル SBDC169 はブルーのベゼルとホワイトの文字盤で、南極や北極に海に浮かぶ“氷河”を表現していることが見て取れる。

機能的にもスポーツダイバーズウォッチでもあるため、200mの防水性能はもちろん、ダブルロック機能を備えたワンプッシュダイバーエクステンダー方式のクラスプを、ケースバックにはソリッドケースを採用、搭載されるムーブメントは2万1600振動/時で70時間のパワーリザーブを誇る自社製 Cal.6R35 となり、本格的なダイバーズウォッチに仕上がっているにも関わらず、デザインも含め比較的安価な金額での提供は注目しておくべきモデルといえるだろう。

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