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時計を“投資”として考える

2022/08/30

果たして“時計”は投資に向いているのだろうか?

銀行

現在、銀行へ預金しても年利0.002%…つまり1,000万円を一年間預けてもわずか200円にしからならい超低金利時代で、それなりの預貯金を持っているのであれば、何かしらに投資し少しでも増やしたいと考える人も多いのではないだろうか。

では「投資」として思い浮かぶのはなんだろう?

投資する対象は、土地・株券・外貨などが考えられるが、土地は初期に大きな金額がかかるし、株価は企業の倒産で価値は0になり、外貨も元手が大きくなければそれなりの利益が得られないことと、国際情勢などを常に気にしていなければならないため、大きなリスクが伴うことを考えておかなければならない。

その点、現物の取引であれば、こういったリスクは回避できることとなり、有名な投資先として真っ先に「金」があげられるが、20年前ではg単価1,000円だったものが、2020年には6,000円となっており6倍の価値となっている。

単純に20年前に、50gの「金」ネックレスを5万円で購入していれば、いまでは30万円で売れることとなり、投資の指標として年間で5%の利益が出れば大成功と言われている状況で驚異的な利益率といえる。

投資


今回の記事の主役である「時計」はどうだろうか。

時計も“もの”である以上、現物といえる投資先であるが、どんな時計であろうと値上がりが期待できるわけではない。

時計の駆動方式には2種類考えられ「電池式」と「機械式」であるが、「電池式」は電子部品の劣化からいずれは使用できなくなる点や機械式時計ほど精密な構造ではないため、どうしても資産価値としては低いと言わざるを得ない。

機械式時計とは言え、そのいずれもが高騰するわけでもなく、現実は新品で買った瞬間に「中古品」となってしまい、大半の時計は購入価格の4割~8割ほどの価値しかなくなってしまう。

しかしながら、買った瞬間からでも大きな価値がある時計も存在し、この記事を見ている方であればもちろん理解しているとは思うが、世界一の知名度を誇る「ロレックス」の時計を正規店で定価購入し、時計買取店へそのまま持ち込めば、モデルによっては3倍~5倍の価値が出ることもある。

ロレックスはこの転売を防止するため、10数年前から時計に貼ってある「保護シールをはがす」ことがルールとされ、それ以前は時計に保護シールが貼ってある状態のものは「新品」とみなされていたが、現状では、ほぼすべてシールがはがされた状態で市場に流通しているため、年代やモデルにもよるが、仮にロレックスの主要モデルでシールがはがされていない商品を発見し、購入できたとしたら、その資産価値は大きなものといえるだろう。

今回の記事では、わかりやすく「ロレックス」に焦点をあて記事にしてみるが、先に述べたロレックスの正規店で人気モデルを手にし転売することが「投資」とうい観点から見れば非常に有効ではあるが、これは誰もが簡単に思いつく行為で、そう簡単なことではない。

まず、ロレックスの正規店で人気モデル(スポーツモデル)を手に入れることは困難であり、その理由はロレックスが販売戦略として意図的にスポーツモデルの生産数を抑え、常に品切れの状態とすることで、人の心理として「希少性が高い=価値がある」ことを利用していることが原因で、俗にいう「ロレックス マラソン」(定期的にいくつものロレックス定期店に通い購入をめざすこと)をして、「デイトナかサブマリーナの在庫ありますか?」と来店しても「在庫がありません」、運が良ければスポーツモデル以外の商品を勧められることであろう。

また、ロレックスの正規店では、指定モデル(スポーツモデルなど)を購入してから同一リファレンス番号の商品は5年以内の再購入不可、指定モデルを購入した場合、別リファレンス番号のモデルは1年以内の購入不可などの制限がかかり、これでは「投資」という観点ではなく一攫千金の“運”の要素となってしまうため、あまり効果的ではないといえるが、一つの“手段”としては有効であるかもしれない。

ちなみに、25年ほど前のロレックス サブマリーナ(Ref.16610)の販売価格は40万円前後で、現在のRef.16610の中古価格は状態や付属品の有無にもよるが130~160万円ほどで取引※されている。

2022年8月30日現在

40万円をただ銀行に預けておくよりは、25年前に購入し今販売すれば大きな利益になり“投資”の側面から考えれば成功となるわけではあるが、これは“お金”の価値が下がったことも原因のひとつで、25年前と今のお金の価値が釣り合っていないことの表れであり、長い不景気とインフレが続いていても「時計投資」にあってはその影響を受けづらいことが理解できるのではないだろうか。

次回の記事では、ではどんな時計が“投資”にむているのかを考察していきたいと思う。

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