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時計を“投資”として考える その2

2022/10/24

時計投資を考える ロレックス デイトナ

  ロレックス デイトナ     

前回の記事では、時計を“投資”として考えた場合の記事を書いてみたが、ではどんな時計が投資に向いているのかを考察していきたいと思う。

時計を投資とした考えた場合、やはり有名どころの時計メーカーを考えるであろうが、少し時計に詳しい人であれば世界3大時計メーカーとして「パテック・フィリップ」「オーデマ・ピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」が思い浮かぶ時計メーカーであるが、知名度として真っ先に思い浮かぶのはやはり「ロレックス」ではないだろうか。

「パテック・フィリップ」「オーデマ・ピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」に関しては、前回の記事でも紹介しているため、そちらも参考としてほしい。

「パテック・フィリップ」の魅力とは

「オーデマ・ピゲ」 ロイヤル オーク

「ヴァシュロン・コンスタンタン」美と芸術的な時計

「ロレックス」といえども、すべてのシリーズで値上がりが期待できるわけでもなく、今回は安定的な相場上昇が見込める ロレックス コスモグラフデイトナ に着目して記事にしたいと思う。

ロレックス デイトナ

ロレックス コスモグラフデイトナ に関しては、発売当初はオメガやブライトリングなどの“クロノグラフ先駆者”に道を譲り人気モデルとなることはなかったが、カーレース場である「デイトナ インターナショナル スピードウェイ」との提携からクロノグラフ知名度No1となり、俳優の「ポール・ニューマン」が愛用したエキゾチックダイヤル“Ref.6239”が2017年10月に開催されたオークションで約17億円で落札されたことが有名であるが、これはあまりにも現実的ではないため、現行モデル 1165–から考察してみる。

1165–の末尾2ケタは“素材”を表す数字であるが、現行のコスモグラフデイトナにおいては、ステンレススチール、ステンレススチール・イエローゴールド コンビ、イエローゴールド、ホワイトゴールド、エバーローズゴールド、プラチナまで、ロレックスで使用される素材のほぼすべて選択可能であり、文字盤やコンビ・ベルトの組み合わせまでを考えるとバリエーションも豊富で、素材によっても価格は大きく異なる。

ロレックスの歴史と素材に関してはこちらの記事に詳しい

単純に投資として考えるのであれば、もちろん“ステンレス”モデルが一番安価であることは理解できると思うが、投資効率として考えた場合、“プラチナ”モデルはステンレスに比べ4倍近くの価格差があり、仮に500万円のステンレスモデルと2,000万円のプラチナモデルを値上がり率5%として考えると、525万円、2,100万円と利益率にも4倍の差が発生することとなる。

資産に余裕があれば素材から検討することもありだが、ことは単純なことではなく、高い=買い手が少ない(資産に余裕がある人)ことも考えなければならい。

時計買取店にとっても買い取ったは良いが売り先が見つからなければ運転資金に問題が発生することとなり、回転効率の良いモデルで、なおかつ利益が見込めるモデルを求めることは理解できると思う。

1165–モデルにおいても、116500 ではホワイト文字盤と黒文字盤では価格に10%ほどの開きがあり、比較的安価なコンビモデル 116503 であっても新登場の文字盤であれば15%ほどの価格差が発生、市場にもなかなか出回らない無垢素材のイエローゴールド、ホワイトゴールド、エバーローズゴールド、プラチナモデルのメテオ、サンダスト、チョコレート、アイスブルー、グリーンなどの文字盤、ホワイトやブラックのインダイヤル、ポイントダイヤなども含めると無数の組み合わせが存在し、ではどの組み合わせのモデルに値上がりの期待が持てるかといえば、これには枚挙に暇がない話となってしまう。

しかしながら、デイトナにおいても値上がりが如実なモデルも存在し、デイトナ第5世代モデルにである 16520 はゼニス社の「エル・プリメロ」をベースとした、他社ムーブメントを搭載したデイトナの最終モデルであることと生産終了になると価格が高騰するロレックスのスポーツモデルでの特徴とも相まって、2000年最終生産番号の「P」番シリアルは非常に高い価格帯で推移している。

16520 の後継機である 116520 が発売された当初と比較しても、2017年頃から値上がりが顕著で、2022年10月現在での市場価格は500万円前後となっており、116520 も200万円ほど市場価格から現在は400万円前後で取引されており、デイトナモデルにあっては注目しておきたいモデルといえるだろう。

今回紹介したデイトナモデルの価格推移を紹介して理解してもらえるだろうが、時計を投資を考える場合には、“これ”“ここ”と思ったときに踏み出すことができるかどうかがポイントとなるのではないだろか。 ※投資全般にも言えることではあるが。

仮に 116500 を取り上げた場合、2020年10月時点では280万円前後で市場で取引されていたが、右肩上がりの上昇をみせ、2022年10月時点では450万円前後で取引されており、60%ほどの値上がりし、ロレックス全般の値上がりを見せた2022年2月では550万円前後と90%近く値上がりしている。

最新モデルであって比較的知名度も人気も高い、ロレックス デイトナ 116500 を取り上げて紹介してみたが、少し市場動向を調べただけでも、同モデルはひと月で200本以上が売買され、新規市場出現率は月間100本ほど、そのうちの90%は当月内で売買されていることが見受けられ、ポピュラーなブランドとモデルとして検証し価格推移を考えると、購入時期を間違えなければ投資対象として検討する価値は十分あると言えるだろう。

ロレックス デイトナ

高級腕時計は世界共通の資産として考えられるため、現金の流通量が増えて現金の価値が下がるインフレであってもニーズに合わせて市場価格が上昇する傾向が強い。

この記事の時期である2022年10月では世界的なインフレではあるが、ロレックスの市場価格は過去最高値になっていることが確たる証拠といえ、時計の投資をお薦めする理由でもある。

また、ブランド時計の人気モデルにあっては、最新モデルが登場した直後は個体数が少なく値上がりすることは理解できると思うが、モデルの生産が終了し供給がなくなった段階で市場流入が極端に少なくなり価格も高騰していく傾向が見られ、廃盤モデルもしくは廃盤が予想されるモデルに注目していくことも時計投資として考えた場合は有効かもしれない。

今回はロレックス デイトナ に着目し記事にしたが、人気度も知名度も高い“デイトナモデル”であるからこそ、身に着けて楽しめることも“投資対象”として考え市場動向に注目しておきたいモデルであろう。

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