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時計の進化を200年早めたメーカー ブレゲ

2022/01/26

■時計の進化を200年早めたメーカー ブレゲ

 

ブレゲの広告で使用されているキャッチコピーに 「Napoleon Bonaparte, from 1798, a client of Breguet’s」 という記載があり、これはかのナポレオン・ボナパルトがブレゲの顧客であったことが読み取れる記載である。

ナポレオン以外にも、フランス革命で命を落としたマリー・アントワネットは、当時、宮中専属時計技師として仕えていたブレゲが製作した時計を愛用していたとされており、王妃をたたえるために「マリーアントワネット」の名を与えられ発注された、俗にいう「No.160」の懐中時計は王妃が受け取ることもなく、またブレゲ自身も完成の4年前に亡くなっており完成は1827年となっている。

ブレゲは世界で初めての時計メーカーが発祥した1735年から、7番目に創業した老舗の時計メーカー(1775年創業)であり、ナポレオン、マリー・アントワネット以外にもイギリスのビクトリア女王、ロシア皇帝アレクサンドル、イギリス国王ジョージ4世などが愛用したとされ、大衆時計ではなく「王の時計」であったことが、現代にも通じるステータスの高さと魅力であるといえる。

 

ブレゲの歴史は、創業者である「アブラアン・ルイ・ブレゲ」が確立した革新的な技術の集大成ともいえ、現代時計で一般的となったパーペチュアルカレンダー「永久カレンダー」、ペルペチュエル(オートマティック:自動巻き時計)などはブレゲが確立した技術であり、ブレゲが発明した機械式時計の中でもひと際高度な技術と精度を求められるトゥールビヨン(時計にかかる重力を分散し時計の精度を高めるための技術)は、高い芸術性を伴う技術でもあり、ブレゲの現代モデルにも受け継がれている機構である。

なお、フランス革命時に2年間スイスに逃亡したブレゲは、その期間に様々な時計機構を発明・実用化し、機械式時計の機構原理の70%をブレゲが開発したとされる。

 

■「BREGUET ブレゲ マリーン GMT 5857ST/12/5ZU 」

ブレゲを代表するモデルの一つである ブレゲ マリーン

今回紹介するモデルは「BREGUET ブレゲ マリーン GMT 5857ST/12/5ZU 」
ブレゲ マリーンが誕生したのは1990年であり、GMTモデルが登場したのは2012年。

マリーンのデザインはヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ 222 を手掛けた人物でもあるヨルグ・イゼックであり、本モデルはブレゲの継承するラグジュアリーにモダンデザインとスポーティーな雰囲気を取り入れ、従来のブレゲモデルとは異なるコンセプトであるデザインはコレクターにとって話題となった。

本モデルはマリーンの名にふさわしく、文字盤にはウェーブ(波)、2時位置の24時間表示には海面から朝日が昇ることをイメージさせるギョーシェ彫りが施されており、ブレゲの特徴でもある高級感漂うブレゲ針、ケースサイドのコインエッジも取り入れられ、ブレゲの技巧が随所に感じられるエレガントスポ―ツウォッチといえる。

実用面では、タイムゾーン変更機能や、ブレゲのコンセプトを崩さない「りゅうず」ガード、防水性能向上のため分厚いケースサイド構造、ベルト素材にラバーを取り入れるなど新たな要素を取り入れつつ、背面はサファイアガラスを使用したスケルトンバック構造となっており、ブレゲ特有の美しいローターとムーブメントを楽しむことができる。

ブレゲは、まさに五大時計ブランドの名にふさわしい時計メーカーであり、様々な高級腕時計の中でも画像や映像では表現できない「品格」が感じ取れる時計といえる。
実物のブレゲを見れば時計愛好家はもちろん、品格と高級感を認識できるステータス性の高さも魅力である。

 

■ブレゲ マリーン GMT 5857ST/12/5ZU 買取のポイント

 

ブレゲの買取ポイントを、今回紹介したブレゲ マリーン GMT 5857ST/12/5ZUを例に解説

ブレゲ マリーン GMT 5857ST/12/5ZUは、2018年に生産終了モデルであり、ブレゲのスポーツモデルとして人気が高く、ブレゲを代表するモデルでもあることから高級時計愛好家が次のステージに上がる際によく候補に挙がるブランド・モデルといえる。

買取のポイントとして、まず付属品があげられる。

付属品には、箱・保証書・ブレスレットコマ・説明書・モデル冊子・タグなどが新品の状態でセットで販売されているわけだが、買い取る際にすべてそろっている状態こそが高価買取の基準となる。

中でも重要なものがギャランティ(保証書)であり、ギャランティはその時計が本物であるかどうかを判断する基準として効果が高いものであり、ギャランティの個人情報が塗りつぶされた、あるいは切り取られているものを散見するが、モデルによっては、数万円の価値が変わることもあるため、必ず保管するべきである。

昨今では、時計買取専門業者なら理解している上記のような内容であっても、ブランド買取業者がギャランティと一緒にショーケースやWebサイトの画像に陳列するなど、個人情報まで見れる状態となっていることが問題視されギャランティの価値をなくしてしまうケースがあるため、時計買取と販売のノウハウや経験豊かな業者選定を考慮する必要がある。

箱に関しても破損がある傷が多い、日に焼けている(色あせている)、枕がないなど様々なケースがあり、これも買い取る際の査定に含まれると考えることが無難であり、可能な限り新品販売の状態を維持していくことが高価買取や査定に影響することを覚えておきたい。

また、保有している期間でオーバーホールやメンテナンスをした場合、オーバーホール証明書などが含まれている際には、実施日数経過が少なければ精度が高い時計と判断できるため買取の際に提示すべきである。


付属品が買取に関して重要なファクターであることは理解いただけたかと思うが、ブレゲに関わらず、高級時計一般的に言えることではあるが、時計を大事にするがあまり、全く使用しないで保管することは好ましいとはいえず、定期的に腕にはめて使用しないと内部オイルの固着や部品の錆などが発生する可能性があり、最低でも1ヶ月に一度は使用することを推奨する。

使用するうえでの注意事項であるが、一般的な使用方法であれば服とのコスレによる
線傷などはどうしても避けられない傷ではあるが、繊細で様々な技巧を取り入れられているブレゲであるからこそ、衝撃や打傷などには注意すべきである。

硬いものや場所などぶつけてついてしまった傷に関しては、損傷個所にかかわらず外装の研磨が必要となるわけだが、大きな傷を補修するための研磨は、時計のエッジや本来の曲線美が損なわれてしまうため、商品自体の価値が下がってしまうことはもちろんだが、時計専門の鑑定士がはそれを一瞬で見分ける技術を持っている。

線傷程度であれば軽い研磨で簡単に取り除けるものではあるが、それでも可数が増えればそれを鑑定士は見分ける技術をもっているので、買取の査定に響くことは理解できると思う。

特に ブレゲ マリーン GMT 5857ST/12/5ZU モデルに関しては、ガラス(風防)のみならず背面のスケルトンバックにおけるサファイアガラスの傷やケースサイドのコインエッジの破損・傷などが査定に大きく左右されることを覚えておこう。

 

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